馬場状態(良・稍重・重・不良)とは?含水率・クッション値の見方と予想への影響
真相報道ウマキシャをご覧いただき、ありがとうございます。
管理人のウマキチです。
雨の日の競馬で「今日は重馬場だから荒れる」「稍重ならあの馬が来る」といった声を聞いたことはありませんか?
馬場状態は、レース結果を大きく左右する要素のひとつです。この記事では、JRAが公表している情報をもとに、馬場状態(良・稍重・重・不良)の意味と、予想への生かし方を解説します。
この記事で分かること
①良・稍重・重・不良の違いと、JRAの判断基準
②「含水率」と「クッション値」の見方
③馬場状態を予想に生かす4つのポイント
馬場状態とは?4つの区分
馬場状態とは、馬場の湿り具合(湿潤度合)を表したものです。JRAでは芝・ダートとも、最も乾いた状態を「良」とし、水分が多くなるにつれて「稍重(ややおも)」「重(おも)」「不良(ふりょう)」の4段階に分けています。
| 区分 | 芝コースの判断基準 | ダートコースの判断基準 |
|---|---|---|
| 良 | 踏みしめても、表面はほとんど変化しない | 表面の砂を握っても固まらない、またはすぐ崩れる |
| 稍重 | 水は染み出ないが、表面がやや凹む | 水は染み出ないが、砂を握ると団子状に固まる |
| 重 | 表面に水は浮いていないが、踏みしめると水が染み出る | 表面に水は浮いていないが、踏みしめると水が滲み出る |
| 不良 | 表面や足跡に水が浮いている | 表面や足跡に水が浮いている |
※JRA公式「馬場状態に関する基礎知識」より
馬場状態は、測定した数値で自動的に決まるわけではありません。JRAの馬場担当者が実際にコースを歩いて確かめ、総合的に判断しています。
含水率とは?競馬場によって基準が違う
含水率は、馬場の砂に含まれる水分の割合(%)です。数値が大きいほど湿っています。JRAは開催の前日と当日に、ゴール前と4コーナーの含水率を公表しています。
注意したいのは、芝コースは競馬場によって「良」の目安となる含水率が大きく違うことです。路盤に使っている砂や土壌改良材が競馬場ごとに違うためです。
| 競馬場(芝) | 良 | 稍重 | 重 | 不良 |
|---|---|---|---|---|
| 東京 | 19%以下 | 17〜21% | 18〜23% | 20%以上 |
| 中山 | 13%以下 | 11〜15% | 14〜18% | 17%以上 |
| 京都 | 13%以下 | 11〜14% | 13〜16% | 14%以上 |
| 阪神 | 14%以下 | 12〜16% | 14〜18% | 16%以上 |
| 中京 | 14%以下 | 12〜16% | 14〜17% | 16%以上 |
| 小倉 | 10%以下 | 8〜12% | 10〜14% | 12%以上 |
※JRA公式「含水率に関する基礎知識」の目安表より抜粋。区分は含水率だけで決まるものではなく、範囲は重なっています
たとえば東京の芝は含水率18%でも「良」の範囲ですが、中山なら「重」の範囲に入ります。東京は他の競馬場より多くの堆肥を混ぜた路盤のため、良馬場でも含水率が高めに出るとJRAは説明しています。
一方、ダートは全競馬場で同じ目安です(良は9%以下、稍重7〜13%、重11〜16%、不良14%以上)。表面のクッション砂の性質に大きな違いがないためです。
クッション値とは?芝の硬さを表す数字
クッション値は、芝馬場の反発力(硬さ)を数値にしたものです。数値が高いほど反発力が強い、つまり硬めの馬場になります。
| クッション値 | 馬場表層のクッション性 | 水分状態 |
|---|---|---|
| 12以上 | 硬め | 乾燥気味 |
| 10〜12 | やや硬め | やや乾燥気味 |
| 8〜10 | 標準 | 標準 |
| 7〜8 | やや軟らかめ | やや湿潤気味 |
| 7以下 | 軟らかめ | 湿潤気味 |
※JRA公式「クッション値に関する基礎知識」より
クッション値は含水率と関係が深く、含水率が高くなるほどクッション値は低くなる傾向があります。ただし、芝の生育状態や路盤の締まり具合も反映されるため、同じ「良馬場」でもクッション値はレースごとに違います。「良」とひとくくりにせず、クッション値もあわせて見ると、馬場の硬さまで分かります。
馬場状態を予想に生かす4つのポイント
ポイント1 過去の「道悪」成績を確認する
稍重・重・不良の馬場は「道悪(みちわる)」と呼ばれます。雨の日は、出走馬の過去の道悪での成績を必ずチェックしましょう。良馬場では強いのに、道悪になると力を出せない馬もいれば、その逆の馬もいます。
ポイント2 芝とダートで影響が違う
一般的に、芝は水分を含むと走りにくくなり、時計がかかってパワーが必要になると言われます。一方、ダートは適度に湿ると砂が締まり、乾いた良馬場より時計が速くなりやすいと言われています。「雨=時計がかかる」は芝の話で、ダートでは逆になることがある点に注意しましょう。
ポイント3 人気馬の条件が変わっていないか
前走を良馬場の速い決着で勝った人気馬が、今回は道悪で出走するケースは要注意です。人気馬が飛びやすい条件については「危険な人気馬の見抜き方」でも解説しています。
ポイント4 当日の発表をこまめに見る
馬場状態は、雨の降り方によってレースの途中でも変わります。JRAは馬場状態が変わると速やかに発表する体制をとっているので、馬券を買う直前に最新の馬場状態を確認する習慣をつけましょう。
JRA公式の馬場情報で確認できること
JRAのホームページ「馬場情報」では、開催の前日と当日に、含水率・クッション値・使用コース(A〜Dコース)・芝の状態などが公表されます。前走の上がりタイムを比べるときにも、そのレースの馬場状態をあわせて確認しましょう(「上がり3ハロンの見方」)。
まとめ:「良」でも馬場は毎回違う
・馬場状態は良・稍重・重・不良の4段階。担当者がコースを歩いて総合的に判断する
・芝の含水率の目安は競馬場ごとに違う。ダートは全場共通
・クッション値で芝の硬さが分かる。同じ「良」でも数値は違う
・道悪の成績、芝とダートの違い、当日の最新発表をチェック
※馬場状態の判断基準・含水率・クッション値は、JRA公式「馬場情報」の各基礎知識ページをもとにしています。
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真相報道ウマキシャ 管理人:ウマキチ
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