枠順の有利・不利とは?内枠と外枠はどっちが有利かをGⅠ8コースのデータで解説
真相報道ウマキシャをご覧いただき、ありがとうございます。
管理人のウマキチです。
「内枠が有利」「外枠は不利」。競馬ではよくこう言われますが、本当にいつでもそうなのでしょうか?
答えは「コースによってまったく違う」です。この記事では、ウマキシャが集計したGⅠの舞台8コースの馬番データをもとに、枠順の有利・不利の考え方を解説します。
この記事で分かること
①枠番と馬番の違い
②内枠・外枠それぞれのメリットとデメリット
③GⅠ8コースのデータで見る「枠順の有利・不利」
④枠順を予想に生かすチェックポイント
枠番と馬番の違い
出馬表には「枠番」と「馬番」の2つの番号があります。
| 意味 | |
|---|---|
| 枠番 | 1〜8枠。帽子の色で区別され、枠連の馬券に使う。出走頭数が多いと1つの枠に2〜3頭が入る |
| 馬番 | 1番から出走頭数までの番号。ゲートの位置を表し、馬連・三連複などの馬券に使う |
実際にどの位置からスタートするかを表すのは馬番です。この記事では、馬番で集計したデータを使います。
内枠・外枠のメリットとデメリット
| メリット | デメリット | |
|---|---|---|
| 内枠 | コーナーで内側を回れるため、距離のロスが少ない。好位を取りやすい | 馬群に包まれて動けなくなることがある。内側の芝が荒れていると不利 |
| 外枠 | 馬群に包まれにくく、自由に動ける。荒れた内側を避けられる | コーナーで外を回ると距離のロスが大きい。スタート直後にコーナーがあると位置を取りにくい |
どちらが有利になるかは、スタートから最初のコーナーまでの距離、コーナーを回る回数、その日の馬場の状態によって変わります。
GⅠ8コースのデータで見る枠順の有利・不利
ウマキシャでは、年末のGⅠの舞台となる8コースについて、各GⅠの3着以内馬の馬番を集計しました。勝ち馬の馬番を「1〜6番」「7〜12番」「13番以降」に分けると、次のようになります。
| コース(レース) | 1〜6番 | 7〜12番 | 13番以降 |
|---|---|---|---|
| 東京芝2400m(ジャパンカップ) | 9勝 | 1勝 | 0勝 |
| 阪神芝1600m(朝日杯FS) | 7勝 | 2勝 | 1勝 |
| 中京ダ1800m(チャンピオンズC) | 6勝 | 3勝 | 1勝 |
| 中山芝2000m(ホープフルS) | 6勝 | 3勝 | 1勝 |
| 京都芝2200m(エリザベス女王杯)※ | 4勝 | 3勝 | 0勝 |
| 中山芝2500m(有馬記念) | 4勝 | 6勝 | 0勝 |
| 東京芝2000m(天皇賞・秋) | 3勝 | 7勝 | 0勝 |
| 阪神芝1600m(阪神JF) | 3勝 | 6勝 | 1勝 |
| 京都芝1600m(マイルCS)※ | 2勝 | 0勝 | 5勝 |
※JRA-VANの各GⅠ過去10年(2016〜2025年)の上位3頭をもとに集計。※印の京都の2レースは、京都で行われた7年分(2020〜2022年は阪神で開催)
このデータから、3つのことが分かります。
1. 「13番以降の勝ち馬」はほとんどいない……ただし例外あり
多くのコースで、馬番13番以降の勝ち馬は0〜1頭でした。外を回るロスが大きい大外枠は、基本的に割り引きが必要です。
ところが京都芝1600m(マイルCS)だけは、京都開催7年の勝ち馬のうち5頭が13番以降でした。このコースは向正面の奥からスタートし、最初の3コーナーまで長い直線が続くため、外枠でも無理なく位置を取れます。
2. 東京芝2400mは極端な内枠有利
ジャパンカップは勝ち馬10頭中9頭が馬番1〜6番でした。コーナーを4回まわるため、外を回り続けるロスが積み重なりやすいコースです。
3. 「内枠ほど有利」とも限らない
天皇賞(秋)や有馬記念では、7〜12番の勝ち馬が最も多くなっています。天皇賞(秋)では馬番7番が5勝しました。内すぎず外すぎない枠から、スムーズに運べる馬が結果を出しています。
ここに注意
GⅠは各年1レースずつのため、データは10年(京都は7年)分と多くはありません。また、出走頭数も年によって違います。「枠だけで馬を選ぶ」のではなく、実力上位の馬の評価を枠で上げ下げする使い方がおすすめです。
枠順を予想に生かすチェックポイント
チェック1 スタートから最初のコーナーまでの距離
最初のコーナーまでが短いコース(東京芝2000mなど)は、外枠の馬が位置を取りにくくなります。逆に長いコース(京都芝1600m外回りなど)は、枠の影響が小さくなります。
チェック2 コーナーの数
コーナーを回る回数が多いほど、外を回るロスが積み重なります。中山芝2500mはコーナーを6回まわる小回りコースです。
チェック3 使用コースと芝の状態
JRAは、内柵の位置を変えるA〜Dコースを使い分けて、馬場の傷みを分散しています。開催が進んで内側の芝が荒れてくると、内枠の有利さが薄れることがあります。JRA公式の「馬場情報」では、使用コースや芝の傷み具合が毎週公表されているので、あわせて確認しましょう(「馬場状態の見方」)。
チェック4 馬の脚質との組み合わせ
逃げ・先行したい馬が外枠を引くと、前に行くまでに脚を使ってしまいます。後方から追い込む馬なら、外枠でも影響は小さめです。脚質と枠順の組み合わせは「脚質とは?展開予想の基本」で解説しています。
まとめ:枠順は「コースの形」とセットで考える
・実際のスタート位置を表すのは馬番。枠番は帽子の色と枠連に使う
・多くのGⅠコースで、馬番13番以降の勝ち馬は0〜1頭
・ただし京都芝1600m(マイルCS)は外枠の勝ち馬が多い例外
・最初のコーナーまでの距離、コーナーの数、馬場の状態、脚質とあわせて判断する
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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
真相報道ウマキシャ 管理人:ウマキチ
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