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レース当日、出馬表に表示される「480(+6)」「462(−10)」といった数字。これが馬体重と、前走からの増減です。

「大きく増えたら太め」「大きく減ったら細い」と言われますが、実際のところはどうなのでしょうか。この記事では、GⅠ9レースの過去10年・3着以内270頭のデータをもとに、馬体重の増減の見方を解説します。

この記事で分かること

①馬体重と増減の表示の読み方

②GⅠで好走した馬の馬体重の増減

③大幅な増減をどう判断するか

④馬体重を予想に生かす4つのポイント

馬体重の表示の読み方

馬体重は、レース当日に計量され、レース前に発表されます。出馬表では「480(+6)」のように表示され、カッコの中が前走からの増減(kg)です。

競走馬の体重は、おおむね400kg台から500kg台。人間と同じように、体調や仕上がり具合によって増えたり減ったりします。

GⅠ好走馬の馬体重の増減

天皇賞(秋)、エリザベス女王杯、マイルCS、ジャパンカップ、チャンピオンズC、阪神JF、朝日杯FS、有馬記念、ホープフルSの9レースについて、過去10年の3着以内馬の馬体重の増減を集計しました。

前走からの増減 勝ち馬(90頭) 3着以内(270頭)
−10kg以下 1頭 8頭
−9〜−5kg 6頭 23頭
−4〜+4kg 67頭 183頭
+5〜+9kg 8頭 35頭
+10kg以上 7頭 20頭

※JRA-VANの各GⅠ過去10年(2016〜2025年)の上位3頭のデータをもとに集計

勝ち馬90頭のうち67頭(約74%)が、前走から±4kg以内でした。大きな増減なく、いつもどおりの体で出てきた馬が結果を出しています。

データの読み方の注意

この集計は「好走した馬」だけのデータです。そもそも出走馬の多くは±4kg以内で出てくるため、「±4kg以内の馬ほど勝ちやすい」とまでは言い切れません。それでも、GⅠを勝つ馬の大半が体重を大きく変えずに出てきていることは、仕上がりを判断するひとつの目安になります。

大幅な増減は「割り引き」とは限らない

一方で、+10kg以上の大幅増で勝った馬も7頭いました。

年 レース 勝ち馬 馬体重(増減)
2020 有馬記念 クロノジェネシス 474(+10)
2019 チャンピオンズC クリソベリル 550(+11)
2018 ホープフルS サートゥルナーリア 500(+12)
2018 マイルCS ステルヴィオ 478(+10)
2017 マイルCS ペルシアンナイト 488(+12)
2017 チャンピオンズC ゴールドドリーム 538(+14)
2016 エリザベス女王杯 クイーンズリング 460(+10)

大幅に増えていても、それが成長分や、前走で減っていた分が戻ったものなら、むしろ好材料です。特に2歳・3歳の若い馬は、成長によって体重が増えることがよくあります。

逆に大幅な減少でも、2021年の朝日杯FSではドウデュースが496(−10)で勝っています。数字だけで判断せず、増減の「理由」を考えることが大切です。

馬体重を予想に生かす4つのポイント

ポイント1 前走だけでなく「好走時の体重」と比べる

前走からの増減だけでは分からないこともあります。その馬が過去に好走したときの馬体重と比べて、近い数字で出てきているかを確認しましょう。前走で大きく減っていた馬が、好走時の体重に戻ってきたなら好材料です。

ポイント2 休み明けの増加は自然なこと

長い休み明けは、体重が増えて出てくることがよくあります。増えた分が成長なのか太め残りなのかは、追い切りの内容や、当日のパドックで馬体の張りを見て判断しましょう(「休み明け・叩き2戦目の考え方」)。

ポイント3 連戦中の大幅な減少には注意

間隔を詰めて使っている馬が大きく体重を減らしている場合は、疲れが残っている可能性があります。特に、パドックで腹回りが細く見えたり、元気がなかったりする場合は評価を下げる材料になります。

ポイント4 発表は当日。最後に確認する

馬体重はレース当日に発表されます。前日までの予想に、当日の馬体重とパドックの様子を加えて最終判断するのがおすすめです。

まとめ:馬体重は「数字」より「理由」で見る

・GⅠの勝ち馬90頭のうち67頭が、前走から±4kg以内だった

・ただし+10kg以上の大幅増で勝った馬も7頭いる。成長分や回復分なら好材料

・前走だけでなく、好走時の体重と比べる

・休み明けの増加、連戦中の減少は、追い切りやパドックとあわせて判断する

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真相報道ウマキシャ 管理人:ウマキチ