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12月27日(日)は中山競馬場で、1年の締めくくりとなるグランプリ第71回 有馬記念が行われます。

有馬記念は、1着は上位人気が強い一方で、2・3着に人気薄が飛び込む「ヒモ荒れ」が起こりやすいレース。過去10年のデータから、好走条件と馬券の狙い方を整理していきます。

有馬記念 2026 レース概要

開催日:2026年12月27日(日)
競馬場:中山競馬場 芝2,500m
条件:3歳以上オープン(定量)・GⅠ

結論:有馬記念の好走パターン6つ

①勝ち馬は10年すべて5番人気以内。ただし2・3着に人気薄がよく来る

②3歳馬が過半数の6勝。7歳以上は3着以内ゼロ

③天皇賞(秋)組が最多4勝。ジャパンC組は「3・4着馬」が狙い目

④芝2,000m以上のGⅠで3着以内の実績がほぼ必須

⑤前走から同じ騎手が乗る馬が8勝

⑥リピーターが多い。前年の好走馬は今年も来る

傾向1 人気:勝ち馬は5番人気以内、2・3着はヒモ荒れ

単勝人気 成績(1-2-3-着外) 3着内率
1番人気 5-1-0-4 60.0%
2番人気 2-1-4-3 70.0%
3番人気 2-1-3-4 60.0%

※過去10年(2016〜2025年)

1番人気が半数の5勝。2番人気は3着内率70%で最も安定しています。2024年のレガレイラ(5番人気)を除けば、勝ち馬はすべて3番人気以内です。

一方で、10年中6年で、7番人気以下の馬が1頭ずつ3着以内に入っています。2025年は12番人気コスモキュランダが2着、2024年は10番人気シャフリヤールが2着、2020年も11番人気サラキアが2着でした。

馬券のポイント

三連単は10年すべて20万円未満と、大波乱はありません。
1着は上位人気、2・3着に人気薄を1頭加えるのが有馬記念の基本形。馬連・ワイドで上位人気から人気薄へ流すのも有効です。

傾向2 年齢:3歳馬が6勝、7歳以上は全滅

年齢 成績(1-2-3-着外) 3着内率
3歳 6-2-2-15 40.0%
4歳 2-5-2-35 20.5%
5歳 2-2-5-44 17.0%
6歳 0-1-1-20 9.1%
7歳以上 0-0-0-15 0%

3歳馬は25頭の出走で6勝・3着内率40%と圧倒的。2021年エフフォーリア、2022年イクイノックス、2024年レガレイラ、2025年ミュージアムマイルと、近年も3歳馬の勝利が続いています。
ただし、3歳馬で3着以内に入った10頭は、すべて6番人気以内でした。

勝ち馬はすべて3〜5歳。6歳以上は2・3着が1回ずつで、7歳以上は15頭すべて着外です。

傾向3 前走:天皇賞(秋)組が4勝、ジャパンC組は3・4着馬

前走 成績(1-2-3-着外) 3着内率
天皇賞(秋) 4-2-1-13 35.0%
ジャパンC 2-3-5-38 20.8%
菊花賞 2-1-2-10 33.3%
エリザベス女王杯 1-2-1-20 16.7%
海外のレース 1-2-1-11 26.7%

天皇賞(秋)組:好走馬の大半が前走3着以内

最多の4勝を挙げているのが天皇賞(秋)組。好走した7頭のうち6頭は、天皇賞(秋)で3着以内に入っていました。
天皇賞(秋)のデータ分析は「天皇賞(秋)2026の傾向」で解説しています。

ジャパンC組:1・2着馬より3・4着馬

出走数が最も多いジャパンC組は、ジャパンCで4着以内だった馬が2-2-4-6・3着内率57.1%と好成績。面白いのはその中身です。

ジャパンCの着順 有馬記念での成績
1着 0-1-1-2
2着 0-0-0-2
3着 1-1-1-1
4着 1-0-2-1

ジャパンCの勝ち馬・2着馬は有馬記念で勝てていないのに対し、3・4着だった馬は好走が目立ちます。ジャパンCで全力を出し切った上位馬より、余力を残した馬が有馬記念で巻き返すパターンです。
ジャパンCのデータ分析は「ジャパンカップ2026の傾向」をご覧ください。

菊花賞組:連対馬は3着内率50%

菊花賞組は2勝。特に菊花賞で1・2着だった馬は1-1-1-3、3着内率50%と好相性です。
今年の菊花賞は1着ゴーイントゥスカイ、2着バステール。この2頭が有馬記念に向かってくれば、データ上は注目の存在になります。

エリザベス女王杯組

2024年はエリザベス女王杯5着のレガレイラが巻き返して優勝しました。エリザベス女王杯のデータ分析は「エリザベス女王杯2026の傾向」で解説しています。

傾向4 実績:芝2,000m以上のGⅠで3着以内が条件

JRAの集計(2015〜2024年)では、有馬記念で3着以内に入った延べ30頭のうち29頭が、芝2,000m以上のJRA・GⅠで3着以内に入った実績を持っていました。

芝2,000m以上のGⅠで3着以内の実績 成績(1-2-3-着外) 3着内率
あり 9-10-10-86 25.2%
なし 1-0-0-43 2.3%

※JRA公式「データ分析」(2015〜2024年)より

唯一の例外は2018年のブラストワンピースですが、この馬も前走の菊花賞で4着に入っていました。人気薄を拾うときも、「中長距離GⅠで好走したことがあるか」で絞り込むのが有効です。

傾向5 騎手・馬番:継続騎乗が8勝、外の馬番は苦戦

騎手 成績(1-2-3-着外) 3着内率
前走から継続騎乗 8-4-7-71 21.1%
乗り替わり 2-6-3-58 15.9%

勝ち馬10頭のうち8頭は、前走と同じ騎手が乗っていました。年末の大一番は、馬の癖を知り尽くしたコンビが強いレースです。

馬番では、8番(2-0-0-8)、9番(2-1-0-7)、10番(1-2-1-6)が好成績。逆に12〜16番の外の馬番は、16番を除いて3着内率10%にとどまっています。コーナーを6回まわる中山芝2,500mでは、外の馬番は距離ロスが大きくなりがちです。

傾向6 リピーター:前年の好走馬は今年も来る

馬名 好走歴
キタサンブラック 2016年2着・2017年1着
シュヴァルグラン 2017年3着・2018年3着(9番人気)
クロノジェネシス 2020年1着・2021年3着
ダノンデサイル 2024年3着・2025年3着

中山の芝2,500mは特殊なコースだけに、一度好走した馬は翌年も好走しやすい傾向があります。
2年連続3着のダノンデサイルや、昨年12番人気で2着に入ったコスモキュランダは、どちらも今年の天皇賞(秋)に登録しています。秋の成績次第で、今年も有馬記念の有力候補になりそうです。

過去10年の勝ち馬一覧

年 勝ち馬 年齢 人気 前走
2025 ミュージアムマイル 3歳 3 天皇賞(秋)2着
2024 レガレイラ 3歳 5 エリザベス女王杯5着
2023 ドウデュース 4歳 2 ジャパンC 4着
2022 イクイノックス 3歳 1 天皇賞(秋)1着
2021 エフフォーリア 3歳 1 天皇賞(秋)1着
2020 クロノジェネシス 4歳 1 天皇賞(秋)3着
2019 リスグラシュー 5歳 2 コックスプレート1着
2018 ブラストワンピース 3歳 3 菊花賞4着
2017 キタサンブラック 5歳 1 ジャパンC 3着
2016 サトノダイヤモンド 3歳 1 菊花賞1着

今年の出走予定馬をデータに当てはめると

今年の出走予定馬は、天皇賞(秋)・エリザベス女王杯・ジャパンCの結果と、ファン投票・特別登録の発表を待って、6つの傾向に当てはめて追記します。

コースの特徴もチェック
舞台となる中山芝2,500mのコース形態と枠順の傾向は「中山芝2500mの特徴と傾向|コース形態と枠順を有馬記念のデータで解説」で解説しています。
中山競馬場全体の特徴は「中山競馬場のコース特徴と傾向」でまとめています。

まとめ:有馬記念2026は「上位人気の3歳馬」と「人気薄のGⅠ好走馬」

・1着は5番人気以内、特に3番人気以内から

・3歳馬を最重視。7歳以上は消し

・天皇賞(秋)で3着以内の馬、ジャパンCで3・4着だった馬、菊花賞の連対馬に注目

・人気薄は「芝2,000m以上のGⅠで3着以内の実績」がある馬に絞る

・前走からの継続騎乗、内寄りの馬番、前年の好走馬を評価

専門紙記者の予想印と買い目は、枠順確定後に公開します。
記者の予想は「某専門誌、中の人の予想印」のページで毎週公開しています。

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※データはJRA-VANの過去10年(2016〜2025年)の成績をもとに集計しています(傾向4のみJRA公式「データ分析」の2015〜2024年の集計)。

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