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10月31日(土)は京都競馬場で、2歳牝馬によるファンタジーステークス(GⅢ)が行われます。

暮れの阪神ジュベナイルフィリーズや、来春の桜花賞を占う一戦。まだキャリアの浅い2歳牝馬同士の戦いだけに、人気だけでは決まらないのがこのレースの特徴です。過去のデータから好走条件を整理していきます。

ファンタジーS 2026 レース概要

開催日:2026年10月31日(土)
競馬場:京都競馬場 芝1,400m(外回り)
条件:2歳牝馬・GⅢ

結論:ファンタジーSの好走パターン4つ

①1番人気は3着内率70%。ただし2・3着には二桁人気が頻繁に飛び込む

②勝ち馬は全頭「8月以降」に初勝利。6月デビュー勝ちの馬は連対なし

③前走で4コーナー4番手以内の先行馬が10年で8勝

④キャリア2戦以内、負けていても0秒3差以内の馬が勝つ

傾向1 人気:1番人気は堅実、ヒモには二桁人気

単勝人気 成績(1-2-3-着外) 3着内率
1番人気 3-2-2-3 70.0%
2番人気 1-1-1-7 30.0%
3番人気 0-1-2-7 30.0%
5番人気 2-0-2-6 40.0%
6〜9番人気 1-3-1-35 12.5%
10番人気以下 2-2-2-32 15.8%

※JRA集計の過去10年(2015〜2024年)。2020〜2022年は阪神開催

1番人気は3着内率70%と一定の信頼度があります。注目したいのは10番人気以下が2勝・2着2回・3着2回と、6〜9番人気よりも好成績な点。2022〜2024年の3年間は、3着以内9頭のうち5頭が10番人気以下でした。

馬券のポイント

軸は上位人気から選びつつ、相手には二桁人気の馬も必ず加えるのがファンタジーSの鉄則です。三連複・三連単の相手は手広く構えましょう。

傾向2 初勝利の時期:「夏の遅め」に勝ち上がった馬

初勝利の月 成績(1-2-3-着外) 3着内率
6月 0-0-3-14 17.6%
7月 0-5-3-19 29.6%
8月 6-5-1-29 29.3%
9月 3-0-0-23 11.5%
10月 1-0-3-13 23.5%

勝ち馬10頭はすべて8月以降に初勝利を挙げていました。一方、6月に勝ち上がった馬は2着すらありません。早く勝ち上がったことは、ここではプラスにならないというのが面白いデータです。
2着馬10頭は、すべて7月か8月に初勝利を挙げていました。

傾向3 前走の位置取り:先行していた馬が優勢

前走4コーナーの位置 成績(1-2-3-着外) 3着内率
4番手以内 8-5-7-54 27.0%
5番手以下 2-5-3-43 18.9%

勝ち馬10頭のうち8頭は、前走で4コーナーを4番手以内で回っていました。2歳戦は道中の位置取りの上手さがそのまま結果に出やすく、前で運べるレースセンスは大きな武器になります。
前走の「中身」の見方は「上がり3ハロンの見方とは?前走着順より重要な4つの指標を解説」でも解説しています。

傾向4 キャリア:2戦以内で大きく負けていない馬

過去10年の勝ち馬には、次の共通点がありました。

・キャリア2戦以内(10頭中6頭は無敗)

・負けたことがある馬も、勝ち馬から0秒3差以内で、4着以下の経験なし

・デビュー戦が11頭以上の多頭数だった

使い込まれた馬より、キャリアが浅く底を見せていない馬が勝つレースです。

2025年の結果

着順 馬名 人気
1着 フェスティバルヒル 1番人気
2着 ショウナンカリス 10番人気
3着 メイショウハッケイ 3番人気

昨年は1番人気フェスティバルヒルが勝利。それでも2着には10番人気のショウナンカリスが入り、三連単は3万3,280円でした。「1番人気は堅実、ヒモに二桁人気」という傾向どおりの決着です。

今年の出走予定馬をデータに当てはめると

10月29日にJRAから出馬表が発表され、出走予定は11頭、10月30日には枠順も確定しました。過去10年の好走パターンのうち、出走前に判定できる3つ(②初勝利の時期、③前走4コーナーの位置、④キャリア)に当てはめると次のとおりです。

枠・馬番 馬名 初勝利 前走(着順・4角) キャリア 該当
8枠11番 ツキミ 8月・札幌新馬(14頭) 新馬1着・2番手 1戦1勝 ②③④
1枠1番 レニュアージュ 8月・中京新馬(9頭) 新馬1着・1番手 1戦1勝 ②③④
2枠2番 セイウンマイラヴ 8月・中京新馬(7頭) 新馬1着・1番手 1戦1勝 ②③④
7枠8番 ブライトスクリプト 10月・京都新馬(16頭) 新馬1着・5番手 1戦1勝 ②④
5枠5番 バタフライ 9月・中山未勝利 未勝利1着・2番手 3戦1勝 ②③
4枠4番 ニクスルーナ 9月・阪神未勝利 未勝利1着・9番手 3戦1勝 ②
7枠9番 ベニバナ 8月・中京未勝利 りんどう賞4着・6番手 3戦1勝 ②
8枠10番 フェリチタ 6月・函館新馬 函館2歳S 1着・4番手 2戦2勝 ③④
6枠6番 イモージェン 6月・函館新馬 函館2歳S 2着(0秒0差)・2番手 2戦1勝 ③④
3枠3番 ビスケットサンド 6月・阪神新馬 中京2歳S 3着(0秒6差)・6番手 2戦1勝 なし
6枠7番 シャンデヴァーグ 6月・東京新馬 新潟2歳S 5着・7番手 2戦1勝 なし

※JRA公式の出馬表(10月29日発表)の成績をもとに判定。①の人気は当日まで確定しないため対象外。枠順は10月30日の確定分。

3つの条件をすべて満たすのはツキミ

ツキミは8月の札幌(14頭立て)で新馬勝ち。前走は4コーナー2番手から押し切っており、「8月以降の初勝利」「前走4角4番手以内」「キャリア2戦以内・デビュー戦11頭以上」をすべて満たすのはこの馬だけです。鞍上は川田騎手で、枠は大外の8枠11番に入りました。

レニュアージュとセイウンマイラヴも、8月に逃げ切りで新馬勝ちした無敗馬。データ上はツキミに近い条件ですが、デビュー戦がそれぞれ9頭・7頭の少頭数だった点だけが過去の勝ち馬と違います。

重賞好走組は「6月の勝ち上がり」が引っかかる

函館2歳Sを勝ったフェリチタ、2着のイモージェン、中京2歳S3着のビスケットサンド、新潟2歳S5着のシャンデヴァーグは、すでに重賞を経験している実績組です。
ただし4頭とも初勝利は6月。過去10年で6月に勝ち上がった馬は0-0-3-14と連対がありません。実績は上位でも、データ上は1着より3着候補として見るのが妥当です。

京都芝1,400mの経験があるのはブライトスクリプト

ブライトスクリプトは10月4日に、京都芝1,400mの新馬戦(内回り・16頭立て)を1番人気で勝っています。今回は外回りですが、同じ京都の同じ距離です。前走の4コーナーは5番手で、条件③にはわずかに届きませんが、キャリア1戦の無敗馬として注目の1頭です。

軸は上位人気から、2・3着には人気薄も加えるのがこのレースの基本です。人気が固まったら、二桁人気になりそうな馬のなかから条件②〜④に多く当てはまる馬をヒモに加えてみてください。

競馬場の特徴もチェック
舞台となる京都競馬場のコース全体の特徴は「京都競馬場のコース特徴と傾向」でまとめています。

まとめ:ファンタジーS2026は「キャリアの浅い先行型」と「人気薄のヒモ」

・軸は1番人気を中心に上位人気から

・2・3着候補に二桁人気を必ず加える

・8月以降に初勝利、前走4コーナー4番手以内の馬を評価

・キャリア2戦以内で、大敗の経験がない馬が勝ち馬候補

専門紙記者の予想印と買い目は、枠順確定後に公開します。
記者の予想は「某専門誌、中の人の予想印」のページで毎週公開しています。

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※データはJRA公式「データ分析」の過去10年(2015〜2024年)の集計をもとにしています。2020〜2022年は阪神競馬場での開催です。2025年の結果は別途掲載しています。

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